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■ご好評いただきました「中国地理紀行」創刊記念講演会のご報告です■

2002年日中国交正常化30周年を迎えるこの年にAsiaGeo(アジアジオ)は月刊「中国地理紀行」を創刊いたしました。こちらは、中国自然アカデミーである中国科学院が所管する「中国国家地理」の日本版で、自然・文化、歴史・文明をキーワードにオールカラーでお届けするものです。この記念すべき年に、日中文化交流において新しい風を吹き込む存在となることと思われます。
この創刊を記念し、中国科学院地理科学・資源研究所長 劉紀遠教授、中国国家地理雑誌社 李栓科社長及び編集長御一行を日本にお招きして、また国立環境研究所領域長 渡辺正孝博士をお迎えして創刊記念講演会を行いました。
秘蔵映像上映コーナーでは「中国国家地理の歩み・敦煌〜天近の境」を上映し中国の自然美を堪能いただきました。様々な面から奥深い中国に触れ、参加者の方々にも大変満足いただいた有意義な講演会となりました。

当日の風景を下記にまとめましたので、当日ご参加できなかった方々等、ぜひご覧ください。

■「中国地理紀行」創刊記念講演会

日時 2002年1月18日(金) 13:10〜16:00
場所 東京都千代田区六番町15番地 主婦会館プラザエフ「クラルテ」
主催 AsiaGeo(アジアジオ)中国地理紀行編集部
後援 (順不同)中華人民共和国駐日本国大使館 中国科学院
   社団法人日中友好協会 社団法人日中協会 財団法人日中友好会館
   日中文化交流協会 日中科学・産業技術交流機構 
   日中科学技術交流協会 東京華僑総会
協賛 日本スーパーマップ株式会社、中国国家地理雑誌社

■プログラム

・主催者挨拶
・来賓ご挨拶

・記念講演 <座長 東京大学名誉教授 菅野昌義様>
..「中国の発展と地理環境の移り変わり」 中国科学院地理科学・資源研究所長 劉紀遠 教授
...質疑応答

・記念講演 
「地球環境研究と中国への道のり」 国立環境研究所領域長 渡辺正孝 博士
...質疑応答

・総合質疑応答

・中国国家地理の歩み-秘蔵映像を上映
・中国研究・ビジネス支援ツールデモコーナー
(China Digital Geoinfomation+SuperMap GISで中国を解析する)
・「中国地理紀行」販売と年間購読受付コーナー

講演会内容
主催者挨拶
中国地理紀行発行人、AsiaGeo代表
及び日本スーパーマップ株式会社代表取締役  林秋博

本日はお忙しい中、「中国地理紀行」創刊記念講演会に多数ご臨席賜りまして、まことにありがとうございます。
2002年−日中国交正常化30周年を迎えるこの年、私どもアジアジオから50年の歴史を有す「中国国家地理」の日本版として、月刊「中国地理紀行」が創刊され、そしてこのような「創刊記念講演会」を開催することができ、大変うれしく思っております。申し上げるまでもなく、このよき日を迎えることができましたのも、本日ここにお集まりの皆様の、ご指導、ご協力によるものでございます。深く感謝申し上げる次第でございます。また、この講演会開催にあたっては、各機関・団体に多数のご後援をいただきました。あらためて御礼申し上げます。
「中国地理紀行」は、中国をはじめとしたアジアの、自然・文化、歴史・文明をキーワードに、アジア人の感じるアジアの素顔を届けていきます。この初心を忘れることなく、今後もアジアジオは事業展開して参ります。スタッフ一同さらに気を引き締めて参りますので、今後とも引き続きご指導、ご協力のほどお願い申し上げます。最後に、この記念講演会が皆様にとって有意義であり、さらに日本と中国、そしてアジアの理解を深めるものとなることを願い、挨拶とさせていただきます。
来賓ご挨拶  
中華人民共和国駐日本国大使館参事官  葉冬柏 様

ご紹介いただきました中国大使館の葉です。今日のこの「中国地理紀行」の記念講演会に出席しまして非常に喜んでおります。まず、中国大使館を代表致しまして「中国地理紀行」の創刊お祝いを申し上げます。さて、皆さんもご存じのように今年は中国と日本、中日国交正常化30周年にあたる年でございまして、こうした記念すべき年の年明け早々、このようなイベントを行いまして誠に喜ばしいことであります。中国と日本は非常に近い国でありまして、歴史的にも深い交流の関係があります。特に1972年、中国と日本が国交正常化して以来ふたつの国は非常に深いのですが、それぞれの皆さんは相手の国のことを十分に分かっているのかと申しますとそうは決して言えないと思います。このような状況の中でお互いにさらに相手の国の事情、あらゆる文化、経済、科学技術等々をもっと知る必要があるかと思います。そういう意味でこのような状況の中で今回「中国地理紀行」という雑誌が創刊されまして、それが日本人の皆さんにとっては中国をもっと知るひとつのいい方法でもあるかと思います。中国科学院について、一言、申し上げさせていただきますと中国で最高峰の研究をおこなっている機関でございまして、その科学研究院に所属している研究所は100以上もあります。研究所の中では、地理、資源などについての研究がすすめられています。こちらにいらっしゃる劉先生も中国の地理資源などについて研究をされておりますし、その豊富な資源をもっていますから、これをベースに50年前から「中国国家地理」という雑誌を出されています。多数の読者ももっています。そして今回、これをベースにしまして日本版の「中国地理紀行」が創刊されました。私の希望としましてはもっと多くの皆さんがこちらを読んでいただいて中国の事情をもっと理解していただきたいと思います。また、秀ではこのようなことを通じてさらに中国と日本、一般の人々たちの相互理解を深め、お互いの国の友好関係をさらに深めていくことができればと期待しております。私は今、中国大使館におりますが、大使館の役目としては中国と日本の友好関係をさらに促進していくことであります。今後皆さん何かありましたら遠慮なく私たちに話をして下さい。最後になりますが今日のこの記念講演会が成功であることをお祈り致しまして私の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
来賓ご挨拶
日本沙漠学会会長・筑波大学名誉教授・国際地理学会元副会長 吉野正敏 様 

皆さま、ようこそおいでいただきました。在日本中国大使館の葉先生をはじめ、たくさんの来賓の方々、そしてこの記念講演会にご出席いただきました皆さま、どうもありがとうございます。この創刊記念講演会に際しまして少しですが私の個人的なことを述べさせていただきます。地理学の世界では20年前、1980年に非常に大きな国際地理学会議というものを東京で開きました。その前の年に中国へ伺ったのが私の最初のことでございますけれど20数年前になりますが、その時は中国のあらゆる科学分野で進歩を遂げつつある時でございました。第二次世界大戦後、これは地理学だけでなくてあらゆる科学の分野でそうだったのですが中国の、大陸の研究者はなかなか国際会議に出席できないというような状況でした。その残り手前味噌になりますが1980年の時に初めて大陸の方からの地理学者の参加を迎えることができまして非常に私はその時嬉しく思いました。それ以来ですから今の劉先生の何代か前のこの間亡くなられました「ワン ビン ウェイ」というその先生がまだ所長の頃でございました。それ以来ずっと中国科学院の地理研究所、ここに書いてございますように今名前が少し変わりましたけれど、交流を深めております。この雑誌「中国地理紀行」という今度新しい日本版が刊行されることになりまして非常に私個人的にもうれしく思っております。ご存じのように写真が非常に綺麗でございます。この頃テレビでも画面が非常に綺麗になってまいりまして、本当に自分がいるような画面が出てまいりますけれど、やはり印刷物で入ってくるこの知識といいますか、みたものとテレビとではかなり違いがございます。そこにありますようにその画像を通して我々の頭に入り、或いは知識としまして生活感情、自然をも我々日本人の心の中にも入ってくるということは非常に大切であり嬉しいことだと思っております。今後とも、ここにいらっしゃる方はもちろんでございますがたくさんの読者がこれを見て中国にいっそう親近感をもってさらに知識的にも深くなることを希望しております。どうもありがとうございました。
来賓ご挨拶
東京華僑総会会長 殷秋雄 様

ご紹介いただきました東京華僑総会の殷です。ひと言簡単にご挨拶を述べさせていただきます。「中国地理紀行」創刊おめでとうございます。昨年は21世紀の第一年目、中国にとっては2008年のオリンピック北京開催、WTO加盟、さらには昨年の GDPが7.3%を維持したという大変喜ばしいニュースが相次いだ1年でした。ことにWTOは中国の改革開放を促進することになるでしょう。まあ、これは皆さんもご承知の通りだと思います。こうした時期に「中国地理紀行」が創刊されたということは大変時期にかなったものだと思います。1号を拝見すると長江の入江、黄河の源流、タクラマカン砂漠、長白山の森林、チベット高原等々の航空写真が飾られておりますがこれらどの写真をみましても大変圧巻でロマンを掻き立てる素晴らしい写真です。またその1号には長沙の呉簡出土記、さらには名酒の源泉・赤水河の紀行が掲載されているのですがこうしたところには機会があればぜひ一度訪ねてみたいというふうに思っております。先程も大使館の参事官がご説明されていましたけれど、今年は中日国交30周年を迎えます。中日両国にとって両国関係というのは切り離せない関係にあります。この30周年を機に中日関係をいっそう密接なものにしていきたいと我々も常々考えております。こういった時に貴誌が刊行されそしてこの貴誌が両国関係を発展させるうえで良い役割を果たすものではないかというふうに確信しています。貴誌の今後の発展を記念して簡単ですが私の挨拶とさせていただきます。
来賓ご挨拶
日中科学・産業技術交流機構事務局次長  柳瀬豊昭 様

中国地理紀行創刊おめでとうございます。日中科学・産業技術交流機構事務局の柳瀬です。本日はこの講演会を後援してほしいということで我々は実は技術交流なものですから、この雑誌とは直接関係ないんですけれども科学院とは非常に縁が深いということでぜひ後援させていただきますということで今回ご挨拶もすることになりました。「中国地理紀行」第1号、私も拝見致しました。中国の自然、それから科学、文化、歴史、非常に広い分野にわたりまして、地理 という切り口で極めて壮大、規模の大きな雑誌であるというふうに思います。この雑誌が実は中国では50年前から創刊されているということをききまして非常に驚いた次第でございます。中国という国は我々日本人にとっては非常に大きな国でございまして北京、あるいは上海、香港を見ただけでは理解できない、非常に神秘のベールに包まれたような国でございます。本年は日中国交正常化30周年という年でもございます。我々日本人としましても中国をこれから今まで以上に深く理解すること、これが今後の日中関係にとって非常に重要なことではないでしょうか、というふうに考えております。そういう意味で「中国地理紀行」という雑誌がこの節目の年に創刊されたということは非常に意味深いことではないだろうかと考えています。「中国地理紀行」の今後の健闘を期待したいと考えています。簡単ではございますが本日の講演の挨拶とさせていただきます。

記念講演 「中国の発展と地理環境の移り変わり」 中国科学院地理科学・資源研究所長  劉紀遠 教授
衛星写真などを用い改革開放20余年の中国の急速な経済発展に伴って地理環境がどのように移り変わったかビジュアルに講演していただきました。  


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劉 紀遠 氏 Liu Jiyuan,Ph.D.
中国科学院地理科学・資源研究所長。中国国家地理雑誌科学総指導。
中国科学院リモートセンシング応用研究所副所長などを長く務め、中国科学院の機構改革に伴って2年前から現職に。
中国における地理科学、リモートセンシングの第一線に立ち、基礎・応用研究と産業化推進の立役者でもある。地球環境分野では、国立環境研究所をはじめ日本との共同研究を推進する代表的な存在でもある。中日科学経済交流協会常務理事。

記念講演 「地球環境研究と中国への道のり」  国立環境研究所領域長 渡辺正孝 博士
地球環境における中国の重要性、そして中国との円滑な共同研究に至った今日までの道のりを講演していただきました。

 
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渡辺 正孝 氏  Masataka Watanabe,Ph.D.
国立環境研究所水土壌圏環境研究領域長。東京大学教授を併任。1994年から地球環境研究推進に携わり、中国への道を歩み始めた。以来、氏の強力なリーダーシップのもとで、両国の研究機関による地球環境研究がスムーズに軌道に乗り、国連が推進しているMA(ミレニアム・エコシステム・アセスメント)のサブグローバルプロジェクトである中国西部生態系評価にも主要メンバーとして名を連ねている。アジア・太平洋環境イノベーション戦略研究の衛星利用プロジェクトの研究リーダーも務めている。

座長 菅野昌義様
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